2018年2月27日火曜日

【 #遊戯王 『悪王アフリマ』】『闇黒世界-シャドウ・ディストピア-』や『闇黒の魔王ディアボロス』といった新規カードへのアクセスも望めるサーチャー。














悪王あくおうアフリマ

効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1700/守 0
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「闇黒世界-シャドウ・ディストピア-」1枚を手札に加える。
(2):自分フィールドの闇属性モンスター1体をリリースして発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
この効果を発動するためにこのカード以外の闇属性モンスターをリリースした場合、
ドローする代わりにデッキから守備力2000以上の闇属性モンスター1体を手札に加える事ができる。



さいごにアンケートを設置しております。
是非ご参加ください。







遊戯王.jp



2018年3月10日発売の「ストラクチャーデッキR」シリーズ最新セット《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》収録の新規「悪魔族」モンスター。


下級モンスターのステータスとしてはまずまずの数値「ATK/1700」を備え、「DEF/ 0」という点は『悪夢再び』や『カメンレオン』に対応する数値となっています。



加えて同《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》収録の新規カード『 闇黒世界-シャドウ・ディストピア-』や、『闇黒の魔王ディアボロス』とのシナジーも見込める「闇属性」モンスターをリリースする事で発動可能となる能力を持ちます。







それだけに留まらず、それら新規カード群へのアクセスも望めるサーチアクションを自身の効果を以て手軽に実現し得るモンスターで、一度手札に抱えてしまえばそれらを絡めた運用が期待できる上、成立後のリターンもある程度見込まれる『闇黒の魔王ディアボロス』へのアプローチも可能な点は《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》収録のカードのみで成立する動きとしては悪くありません。


また、先にも挙げた「フィールド魔法」『 闇黒世界-シャドウ・ディストピア-』の獲得手段としての機能もあり、自分フィールドのモンスターをコストとしてリリースする必要のあるカード全般の間接的なサポートをも可能とします。







新規の「フィールド魔法」をサーチ


(1):このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「闇黒世界-シャドウ・ディストピア-」1枚を手札に加える。


自身を手札から捨てる事でデッキから《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》の新規「フィールド魔法」カード『 闇黒世界-シャドウ・ディストピア-』をサーチする効果(1)を有し、それによりフィールドのモンスターを全て「闇属性」へと変換、それに伴い自分フィールドのモンスターをリリースする事で発動する効果の利用する際、相手フィールドからもそのコストを支払う事が可能となります。







「フィールド魔法」へのアクセス手段として代表的な『テラ・フォーミング』『盆回し』が制限・準制限と規制を受ける中で、専用サーチカード『悪王アフリマ』の存在は『 闇黒世界-シャドウ・ディストピア-』の運用を前提としたアクションの安定を図るに足る性能と言えます。



当効果(1)によるサーチに加え、併用する事がかなえば、リリースをコストとする自身の効果(2)を用い、『 闇黒世界-シャドウ・ディストピア-』の効果を利用した擬似的な除去としての機能も十分望め、状況次第では先にも挙げたように、『闇黒の魔王ディアボロス』をはじめとする上級「闇属性」モンスターの獲得が見込める能力を併せ持ちます。







自分フィールドの「闇属性」をリリースする事で行うドローorサーチ


(2):自分フィールドの闇属性モンスター1体をリリースして発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
この効果を発動するためにこのカード以外の闇属性モンスターをリリースした場合、
ドローする代わりにデッキから守備力2000以上の闇属性モンスター1体を手札に加える事ができる。


自分フィールドの「闇属性」モンスターをリリースする事でデッキから1枚ドローする能力。
自身をリリースすることも可能で、単体でも効果(1)による「フィールド魔法」の獲得から、場では手札交換程度の役割をこなすなど、比較的ロスの少ないカードと言えます。
基本的には「闇属性」をリリースすることでドローを行う能力となっており、サーチ先の『 闇黒世界-シャドウ・ディストピア-』を駆使した除去としての機能も考慮しつつの運用を目指すこととなります。
一方で、自身以外の「闇属性」モンスターをリリースに使用した際には1枚ドローする代わりに、デッキから「DEF/2000」以上の「闇属性」モンスターをサーチ可能となるため、同《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》収録の『闇黒の魔王ディアボロス』を筆頭に、『ダーク・クリエイター』『カオス・ソーサラー』『混沌帝龍 -終焉の使者-』といったタイプの比較的高レベルのカードから『インフェルニティ・ネクロマンサー』『儀式魔人リリーサー』の様な下級まで、サーチは広範囲に及びます。




また、コストに他の「闇属性」を用いる、もしくは『 闇黒世界-シャドウ・ディストピア-』と併用によって相手モンスターを除去しつつ効果の起動まで至る事が出来れば、『亡龍の戦慄-デストルドー』をサーチし更なる展開を目指すパターンや、『多次元壊獣ラディアン』を引っ張る事で追加の除去を行えるなど、「DEF/2000」以上の「闇属性」モンスターという枠は非常に大きく、応用範囲も広いです。








起動効果である為、何らかのアクションにチェーンするといった運用が不可能ではあるものの、『 闇黒世界-シャドウ・ディストピア-』と併用する事で除去を行いつつ状況に応じてドローかサーチを選択できるなど、柔軟な運用も見込め、《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》のカードとのシナジーが望める『 闇黒世界-シャドウ・ディストピア-』自体へのアクセス手段としても利用でき、《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》を主軸にデッキを構築する際は堅実なキーパーツのサーチに加えて手軽な除去としての役割も担いうるモンスターとなります。


当能力は、既に手札・墓地に『闇黒の魔王ディアボロス』が存在している場合であれば、単体でも自身をリリースしドローを行う事でその特殊召喚能力のトリガーとしても利用できます。


《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》は看板モンスター『闇黒の魔王ディアボロス』が注目されがちですが、その他のサポートカードも工夫次第では非常に高いパフォーマンスが期待できる有望なカードばかり。
今後が楽しみなラインアップとなっています。



















2018年2月22日木曜日

【 #遊戯王 『ヴァンパイア・フロイライン』】容易に発動可能な特殊召喚能力に加え、自身を含めた「アンデット族」の戦闘補助、更にはコントロール奪取まで備える「ヴァンパイア」新鋭!












ヴァンパイア・フロイライン

効果モンスター
星5/闇属性/アンデット族/攻 600/守2000
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
このカードを手札から守備表示で特殊召喚する。
(2):自分のアンデット族モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に1度、
100の倍数のLPを払って発動できる(最大3000まで)。
その自分のモンスターの攻撃力・守備力はそのダメージ計算時のみ、払った数値分アップする。
(3):このカードが戦闘でモンスターを破壊したバトルフェイズ終了時に発動できる。
そのモンスターを墓地から可能な限り自分フィールドに特殊召喚する。


さいごにアンケートを設置しております。
是非ご参加ください。








2018年2月24日発売の《デッキビルドパック ダーク・セイヴァーズ》収録。
同弾にて強化されるテーマ「ヴァンパイア」に属する新規のモンスター。


「レベル5」の上級「アンデット族」ではあるものの、そのステータス自体は「ATK/ 600」「DEF/2000」と、突出したものではありません。


ですが、自身の効果(1)によって容易に特殊召喚が可能となっており、上級モンスターである点をものともしない程、手軽な運用も見込めるモンスターと言えます。


(1):モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
このカードを手札から守備表示で特殊召喚する。







モンスターの攻撃宣言時に反応し、自身を特殊召喚する当能力のトリガーとしては、自分のモンスターの攻撃宣言時はもちろん、相手のモンスターが攻撃の宣言を行った際にも発動可能である為、相手から直接攻撃を受ける際などに壁として配することで、場合によってはライフカットの役割も望めます。その際には自身守備表示で特殊召喚する性質上、素のステータス値「DEF/2000」のままでも、壁として最低限の働き程度は期待できるでしょうか。


とはいえ、元々のステータス値では如何に特殊召喚が容易であるといっても戦力としてはカウントし難いもの。
その点を『ヴァンパイア・フロイライン』の効果(2)を利用し、更なる強固な壁として、時にはアタッカーとして、自身を含め「アンデット族」全体のステータス強化を施すことが可能で、それによって戦闘によるアドバンテージの獲得も狙えるようになります。







「アンデット族」の戦闘時、ライフをコストにステータスを強化!


(2):自分のアンデット族モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に1度、
100の倍数のLPを払って発動できる(最大3000まで)。
その自分のモンスターの攻撃力・守備力はそのダメージ計算時のみ、払った数値分アップする。


効果(1)により、比較的容易に特殊召喚が可能な『ヴァンパイア・フロイライン』がフィールドに存在していれば、自分のコントロールする「アンデット族」が相手モンスターと戦闘を行う際、ダメージ計算時に自分のライフポイントを支払うことで、そのダメージ計算時中は支払った数値分、そのモンスターの攻撃力・守備力を増加させ、「アンデット族」モンスターの戦闘を大きく助けます。







自分の「アンデット族」モンスターの攻撃宣言時に効果(1)を利用し特殊召喚。そのまま当能力を以て戦闘補助の役割をこなす事が可能となり「アンデット族」を軸としたデッキでは、自身が守備表示で特殊召喚され、即効性に欠けるといった点もある程度は軽減が見込め、総じて扱いやすい能力となります。


100刻みでライフを支払い、最大値は3000までとなっており、ライフポイントにさえ余裕があれば下級モンスター程度のステータスを持つモンスターで大型モンスターとの戦闘に打ち勝つ事も可能です。
しかし、あまり貧弱なモンスターを攻撃表示にしてしまうと、仮に戦闘を制した場合であっても、その戦闘時に支払ったライフコストに加え、返しの戦闘時に発生するコストやダメージも考慮すると、その数値は決して侮れないもので、ライフポイントを大きく失う危険性があるという認識を常に持ち、そういったシチュエーションでは戦闘後「リンク」素材等に利用しておくなど、ライフポイントの管理に一層気を配る必要があります。


「アンデット族」全体の戦闘に関する補助が見込める能力を持つ『ヴァンパイア・フロイライン』ですが、自身の戦闘時にもその能力を利用できる為、単体である程度戦力として機能が見込めるカードと言えます。
当能力で最大数値まで強化した場合、「レベル5」としては心許ないとも感じる『ヴァンパイア・フロイライン』のステータス値も「ATK/3600」「DEF/5000」にまで跳ね上げる事が可能となります。
容易な特殊召喚能力を含め、汎用的な運用も見込める上、効果(3)により戦闘で得たアドバンテージを広げ、新規「ヴァンパイア」エクシーズ成立の容易化も見込める能力を備えます。







自身が戦闘破壊したモンスターのコントロールを奪取


(3):このカードが戦闘でモンスターを破壊したバトルフェイズ終了時に発動できる。
そのモンスターを墓地から可能な限り自分フィールドに特殊召喚する。


単体で特殊召喚から戦闘面の補助となるステータス強化前でこなす『ヴァンパイア・フロイライン』が戦闘によってモンスターを破壊する事で適用される効果(3)。


戦闘破壊を行なったバトルフェイズの終了時にそのモンスターを可能な限り自分フィールドに特殊召喚する。
驚異のコントロール奪取能力を備えます。







自身が戦闘により相手モンスターを破壊する見込みは効果(2)の存在から十分期待できるでしょう。その際、単純に1体のコントロールを得るだけでも有用性の高さを窺わせますが、自身が複数回攻撃した際には戦闘破壊したモンスターを全て蘇生可能となるなど、コンボへの利用に関しても有望なカードです。


また、蘇生を介したコントロール奪取によって得たモンスターは様々な素材として使用可能な上、同じく《デッキビルドパック ダーク・セイヴァーズ》収録の新規「ヴァンパイア」エクシーズモンスター『交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン』の布石ともなるなど、同弾にて強化がうたわれる「ヴァンパイア」とのシナジーにも期待がかかります。


さて、いよいよ発売目前にまで迫った《デッキビルドパック ダーク・セイヴァーズ》
収録カードの情報も出揃ってきており、「ヴァンパイア」はもちろんの事、新テーマ「閃刀姫」「空牙団」の動向に是非とも注目していきたいところです。




















2018年2月21日水曜日

【 #遊戯王 『闇黒世界-シャドウ・ディストピア-』】フィールドのモンスターをコストとしてリリースする際に、相手フィールドのモンスターをも利用可能とする新規「フィールド魔法」!












闇黒世界あんこくせかい-シャドウ・ディストピア-

フィールド魔法
(1):フィールドの表側表示モンスターは闇属性になる。
(2):1ターンに1度、自分がカードの効果を発動するために自分フィールドのモンスターをリリースする場合、
自分フィールドのモンスター1体の代わりに相手フィールドの闇属性モンスター1体をリリースできる。
(3):自分・相手のエンドフェイズに発動する。
このターンにこのカードが表側表示で存在する状態でリリースされたモンスターの数まで、
ターンプレイヤーのフィールドに「シャドウトークン」(悪魔族・闇・星3・攻/守1000)を可能な限り守備表示で特殊召喚する。


さいごにアンケートを設置しております。
是非ご参加ください。







遊戯王.jp


2018年3月10日発売の「ストラクチャーデッキR」シリーズ最新セット《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》にて登場する新規の「フィールド魔法」カード。


『闇黒の魔王ディアボロス』をはじめ、『悪魔嬢リリス』『悪王アフリマ』と、現時点で判明している《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》の新規カード群が総じて「闇属性」モンスターの「リリース」に関連した能力を備えており、それらのサポート役としての活躍が大きく期待できる「フィールド魔法」となっています。


中でも『悪王アフリマ』は自身を手札から捨てる事で『闇黒世界あんこくせかい-シャドウ・ディストピア-』の獲得が可能な専用サーチ能力を備えており、従来の『テラ・フォーミング』『盆回し』といった「フィールド魔法」ギミックを牽引したカード群が規制を受けている現在(2018/01/01〜)でも、アクセス面の安定が望める仕様と言えるでしょう。


悪王あくおうアフリマ

効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1700/守 0
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「闇黒世界-シャドウ・ディストピア-」1枚を手札に加える。
(2):自分フィールドの闇属性モンスター1体をリリースして発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
この効果を発動するためにこのカード以外の闇属性モンスターをリリースした場合、
ドローする代わりにデッキから守備力2000以上の闇属性モンスター1体を手札に加える事ができる。







フィールドに存在するすべてのモンスターの属性を変更し「リリース」を要する効果をサポート


(1):フィールドの表側表示モンスターは闇属性になる。


自分・相手問わず、フィールド全域に及ぶ表側表示モンスターの属性を「闇属性」へと変更する効果。
これにより、相手モンスターの属性も「闇属性」に固定される為、『超融合』を用いる事で相手モンスター2体から『スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン』が成立し、完全なる2体除去としての運用が可能となります。



そのほかにも、それぞれのステータス値に伴い、自分フィールドのモンスターが総じて各種「ウイルス」カードの媒体として利用できるようになるなど、メインデッキが「闇属性」を主体としたデッキであっても「リンク」等を用いた展開の着地点が「闇属性」とは限らない為、そういった状況下でも『闇黒世界あんこくせかい-シャドウ・ディストピア-』を貼ってさえいれば問題無く「闇属性」サポートを利用することが可能です。








加えて、『闇黒世界あんこくせかい-シャドウ・ディストピア-』の効果(2)によって「闇属性」モンスターをリリースする際、代わりに相手フィールドの「闇属性」モンスターを以てコストを賄うことが可能となり、そういった類のカード群に関しては除去を兼ねた効果の運用が見込める様になります。


(2):1ターンに1度、自分がカードの効果を発動するために自分フィールドのモンスターをリリースする場合、
自分フィールドのモンスター1体の代わりに相手フィールドの闇属性モンスター1体をリリースできる。


各種「ウイルス」カードの媒体として、『闇黒の魔王ディアボロス』『悪魔嬢リリス』『悪王アフリマ』といった《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》の新規カード群等の効果を利用するにあたって必要なコスト
として、「闇属性」となった自分フィールドのモンスターを使用し易くなる上、自分フィールドと同様に「闇属性」となった相手フィールドのモンスターを1体、それら支払うべきコストの代わりにリリースする事で効果の発動が成り、その過程で相手フィールドのモンスターを1体、「リリース」という比較的回避が困難な手段を以て排除する事が可能となり、「リリース」をコストとして要するカード群全体をより有効的に運用してゆける効果となっています。


先に挙げた各種「ウイルス」や、《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》収録の新規カード群。
加えて『融合呪印生物-闇』を利用した擬似融合素材としての運用や、『痛み分け』『エネミーコントローラー』といった自分フィールドのモンスターをリリースする事で効果を適用する汎用的カードなどを利用する際にもその効果は大いに役立ちます。



一方で、コストとしてではなく、効果の処理としてモンスターをリリースするカードの肩代わりは不可能となっており、「儀式」素材として相手モンスターを利用するといった手段を取ることはできません。
また、肩代わりする効果は1ターンに1度とされている為、コストを要するカードを複数コントロールしている場合は、肩代わりする効果の見極めも必要となってきます。


とはいえ、名称括りではなく、あくまで単一の効果(2)の発動回数に課せられる制限である為、2枚目に張り替える、もしくは『闇黒世界あんこくせかい-シャドウ・ディストピア-』自体をバウンスしたのちに貼り直す事で再びそのターン中の肩代わり効果の利用も可能となります。
相手モンスターに複数回干渉しつつ、効果の利用を図るならば、張り替えや再利用というのも1つの手です。
しかし、単体で機能するとは言い難い「フィールド魔法」である『闇黒世界あんこくせかい-シャドウ・ディストピア-』を複数枚抱えてしまう点はリスクでもある為、構築段階からそういった兼ね合いも意識しておく必要はありそうです。







リリースされたモンスターの数に応じてトークンを生成


(3):自分・相手のエンドフェイズに発動する。
このターンにこのカードが表側表示で存在する状態でリリースされたモンスターの数まで、
ターンプレイヤーのフィールドに「シャドウトークン」(悪魔族・闇・星3・攻/守1000)を可能な限り守備表示で特殊召喚する。


各エンドフェイズ毎に、そのターン中『闇黒世界あんこくせかい-シャドウ・ディストピア-』が表側表示で存在する状況下でリリースされたモンスターの数まで、可能な限りそのターンプレイヤーのフィールドに「トークン」を生成する効果(3)。


効果(1)(2)を利用する事で、相手フィールドから「リリース」コストを捻出した際にも1体分カウントされ、自分のターン中に適用すればその分自分フィールドにトークンを生成し、次ターン以降の「リンク」素材や「闇属性」のコストとして、また相手ターンを凌ぐ際の壁としての運用も望めます。
特筆するほどの効力は得られずとも、コストの捻出兼除去を行なった上、実質タダで生成された副産物としての「トークン」と見ればその役割でも及第点と言えるでしょう。


一方で、相手ターン中にリリースが行われた場合は、相手フィールドにトークンを生み出してしまいます。
幸い、生成するタイミングがエンドフェイズである為、即座に「リンク」素材などへ利用される危険はないものの、この場合も多少のダメージカット程度にはなるでしょうから、その辺りのデメリットも考慮した運用を目指さなければなりません。







また、こちらは効果(2)とは異なり、フィールド外や効果処理によるリリースから、アドバンス召喚の際にリリースされたものまで含まれる為、トークンの生成は存外容易く行われてしまう可能性が高く、自分のターンはさておき、相手ターンのトークン生成とそれらの処理についての意識は常に持っておきたいところです。


「リリース」をコストとするカード群の効力を高め、更には自軍全体が「闇属性」サポートの恩恵を受け易くなるなど、「闇属性」以外のカードをもサポート可能な新規「フィールド魔法」。
トークン生成に関する効果(3)の運用については扱いの難しい部分もありますが、総合的には《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》の新規カード群とも大変好相性。
専用サーチカードの存在から、動きの軸に据えた構築を目指しても「面白いのではないか」と思わせる性能を持ったカードです。


















2018年2月19日月曜日

【 #遊戯王 『闇黒の魔王ディアボロス』】「闇属性」モンスターのリリースをトリガーとする特殊召喚能力に加え、強固な耐性とハンデス能力を備える最上級モンスター。














闇黒あんこく魔王まおうディアボロス

効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2000
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在し、自分フィールドの闇属性モンスターがリリースされた場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手はこのカードをリリースできず、効果の対象にもできない。
(3):自分フィールドの闇属性モンスター1体をリリースして発動できる。
相手は手札を1枚選んでデッキの一番上または一番下に戻す。



さいごにアンケートを設置しております。
是非ご参加ください。







遊戯王.jp


2018年3月10日発売の「ストラクチャーデッキR」シリーズ最新セット《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》に収録される新規モンスターであり、その元となった《ストラクチャーデッキ-暗闇の呪縛-》の看板『魔王ディアボロス』のリメイクモンスター。



「レベル8」の「闇属性」、加えて「ドラゴン族」である為『闇の誘惑』『トレード・イン』等のドローソースに対応する他、『竜の渓谷』『竜の霊廟』から墓地へ送るパターンなどからもアクセス可能な上、「レベル7・8」の「ドラゴン族」専用蘇生カードで、墓地に存在する際には「ドラゴン族」の破壊を肩代わりする効果も備える『復活の福音』による蘇生も可能。





また、『竜の渓谷』『竜の霊廟』等のデッキから墓地へ送るアプローチ手段は、『闇黒の魔王ディアボロス』自身の能力に蘇生が備わっている点が活きる見込みも十分にあり、円滑な運用を目指す上ではこういったアクセスルートについても一考の価値はありそうです。







自分フィールドの「闇属性」モンスターがリリースされた際に反応する効果(1)


(1):このカードが手札・墓地に存在し、自分フィールドの闇属性モンスターがリリースされた場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。


「レベル8」の『闇黒の魔王ディアボロス』を通常召喚するとなれば2体のリリースを要する最上級のアドバンス召喚を行う必要がありますが、当能力により自分フィールドの「闇属性」モンスターが何らかの形でリリースされた際に自身を特殊召喚可能となります。


単体で成立可能とはいきませんが、本来であれば2体のリリースを要するところが1体で済む上、手札だけでなく墓地からも発動可能となる為、先に挙げた『トレード・イン』による手札入れ替えのコストとしての運用や、『竜の渓谷』辺りから直接墓地に落としておく事で「闇属性」モンスターのリリースに備え、成立の機会をうかがえます。


肝心の「闇属性」モンスターのリリースについては、同《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》新規収録のモンスター『悪魔嬢リリス』が単体で「通常罠」へのアプローチを成す過程で行う他、『ジュラゲド』や『リンクリボー』など、汎用的な効果を持ったカード群を用いる事でも達成が見込め、当然リリースの基本となるアドバンス召喚や、フィールドからリリースした場合に限られるものの「儀式」召喚を行う際も『闇黒の魔王ディアボロス』成立の引き金となり得ます。








また、自分フィールドの「闇属性」モンスターに対して、相手が「壊獣」の様にリリースを用いた除去を投じた際にもトリガーとなる為、「闇属性」を多く扱う上ではそういった除去手段への牽制役として睨みを効かせてくれます。



自分フィールドの「闇属性」モンスターがリリースされれば様々なタイミングでフィールドに呼び出す事が可能な為、各種「ウイルス」カードの発動や、『闇黒の魔王ディアボロス』へのアクセスも兼任可能な『終末の騎士』を用い『BF-隠れ蓑のスチーム』を墓地へ落とす事でも、即座に「闇属性」モンスターのリリースする機会を作り出せます。




一見手間のかかる「闇属性」モンスターのリリースですが、その行為自体の枠が広く多角的なアプローチが見込める条件となっています。







「壊獣」をも寄せ付けぬ耐性


(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手はこのカードをリリースできず、効果の対象にもできない。


「闇属性」のリリースに反応して特殊召喚可能な『闇黒の魔王ディアボロス』は相手からのリリースによる除去は受け付けず、あらゆる効果の対象にも選択されない耐性を備えます。


昨今の耐性持ちモンスター等への対処係を一手に引き受けるご存知「壊獣」。
これらを用いる除去を許さず、戦闘面では「ATK/3000」を武器とし、さらには効果対象に選択されない。比較的強固なモンスターと言えます。
頃来、「リンク」を用いるデッキが主な除去手段として搭載する『トロイメア・ケルベロス』『トロイメア・ユニコーン』に除去されない点も、高打点と相まってある程度の場持ちが期待できる性能となります。



一方で、そういったモンスターへの対策として対象を取らない『ヴァレルロード・ドラゴン』や『星杯戦士ニンギルス』といった手段を搭載している場合も多く、対象を取らない全体除去カード『ブラック・ホール』『激流葬』が無制限である以上、過信は禁物である事もまた事実。









とは言え、一旦場を離れたとしても再び三度「闇属性」モンスターを何らかの形でリリースする事で墓地から舞い戻る事が可能な点は、耐性を持つモンスターでありながら、無理に維持する事も無い。ある種最上級の耐性とも呼べる能力を併せ持っています。


とはいえ、先程挙げた『ヴァレルロード・ドラゴン』の場合、コントロールを一時的に奪取されてしまう為、再度場に呼び出すタイミングが遅れ、ライフを大きく取られる可能性が高く、一般的な汎用カードの中でも一際相性の悪いリンクモンスターと言えるかもしれません。


尚、相手からのリリースは受け付けない『闇黒の魔王ディアボロス』ですが、自分はその範囲に含まれない為、高ステータスを利用した各種「ウイルス」カードの媒体としては問題なく利用可能です。


自身が手札・墓地に存在している状況下でリリースを行う必要がある為、『闇黒の魔王ディアボロス』自身のリリースをトリガーとし、そのタイミングでコストとなった『闇黒の魔王ディアボロス』の蘇生は不可能となりますが、再利用が見込めるモンスターは「ウイルス」の媒体として有用である為、構築の際はその候補としての検討もできるモンスターであることは確かです。








「闇属性」モンスターをリリースする事で発動するハンデス効果


(3):自分フィールドの闇属性モンスター1体をリリースして発動できる。
相手は手札を1枚選んでデッキの一番上または一番下に戻す。


成立後は屈強なステータスと耐性によってある程度の戦線維持が見込める『闇黒の魔王ディアボロス』は、フィールドに居座る事で「闇属性」モンスターを媒体に、毎ターン相手の手札に干渉する能力を備えています。


相手視点からは『闇黒の魔王ディアボロス』を放置すれば手札の有効札を根こそぎ狩られる危険がある為、早急な対応を迫られる事となりますが、ステータスと耐性がそれを阻みます。
しかし、『闇黒の魔王ディアボロス』を扱う側としても、コストとなる「闇属性」モンスターの供給や、相手の手札に干渉可能とはいえ効果処理の際にデッキの「上・下」から戻すカードまでもが相手に選択権がある為、毎度有効に働くとも考えられず、発動のタイミングもなかなか難しい能力となります。


自身もコストとして利用可能な為、コスト面の問題は墓地にもう1体『闇黒の魔王ディアボロス』を落としておき、双方をトリガーとして機能させる事で毎ターンコストの確保が可能となります。
また、《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》の新規「フィールド魔法」カード『闇黒世界あんこくせかい-シャドウ・ディストピア-』と併用する事で、状況次第では相手のフィールドからコストを捻出してしまうという手もあります。







闇黒世界あんこくせかい-シャドウ・ディストピア-

フィールド魔法
(1):フィールドの表側表示モンスターは闇属性になる。
(2):1ターンに1度、自分がカードの効果を発動するために自分フィールドのモンスターをリリースする場合、
自分フィールドのモンスター1体の代わりに相手フィールドの闇属性モンスター1体をリリースできる。
(3):自分・相手のエンドフェイズに発動する。
このターンにこのカードが表側表示で存在する状態でリリースされたモンスターの数まで、
ターンプレイヤーのフィールドに「シャドウトークン」(悪魔族・闇・星3・攻/守1000)を可能な限り守備表示で特殊召喚する。

コンボ性が高く、リスクもありますが除去も兼ねるハンデスが有効となる局面は多いでしょう。
ですが、長期的なハンデスを目指すならば、やはり『闇黒の魔王ディアボロス』を2枚用意してしまうのが最も手軽な方法なのかもしれません。


一方で墓地メタを兼ねる「手札誘発」対策として『墓穴の指名者』が流行している点は『闇黒の魔王ディアボロス』にとって芳しくない現状と言えます。



軸に据えるとなればそういった部分の兼ね合いも考慮しつつの運用が求められていく事でしょう。


メタとの兼ね合いに関しては挙げればきりがありませんが、単体性能として《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》のパッケージを飾る『闇黒の魔王ディアボロス』は、容易な成立手段と強固な耐性、加えてハンデスまで備える。最上級レベルに相応しい強力なモンスターと言えます。
『悪魔嬢リリス』共々、今後が非常に楽しみなカード達です。



















2018年2月18日日曜日

【 #遊戯王 『悪魔嬢リリス』】複数の「ウイルス」に対応し、あらゆる「通常罠」へのアプローチを成す悪魔。














悪魔嬢あくまじょうリリス

効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻2000/守 0
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):召喚したこのカードの元々の攻撃力は1000になる。
(2):自分フィールドの闇属性モンスター1体をリリースして発動できる。
デッキから通常罠カード3枚を相手に見せ、
相手はその中からランダムに1枚選ぶ。
そのカード1枚を自分フィールドにセットし、残りのカードはデッキに戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。



さいごにアンケートを設置しております。
是非ご参加ください。







遊戯王.jp


2018年3月10日発売の「ストラクチャーデッキR」シリーズ最新セット《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》に収録される新規の「悪魔族」モンスター。


「レベル3」としては驚異的な「ATK/2000」という数値を備えるものの「DEF/ 0」である為、『黒き森のウィッチ』からサーチ可能であり、その他にも「悪魔族」をサポートするカード群。『魔サイの戦士』によってデッキから墓地へ送る事や、『魔界発現世行きデスガイド』からのリクルートにも対応するなど、公開領域へ引っ張り出す手段は比較的豊富に備える部類となります。



加えて蘇生等の制限も無く、『悪夢再び』といった限定的なサルベージ範囲にも含まれ、多方面からの再利用を図る事もできます。



とはいえ、「召喚」した際には自身の能力によって、ステータスを下級相応に矯正されてしまう為、それを考慮した運用を目指す。もしくは弱体化自体を利用するなど、一工夫加える事で本来デメリットとして扱うべき能力をも有効化していきたいところです。







ステータスの変化によって生じる利点


(1):召喚したこのカードの元々の攻撃力は1000になる。


例外を除き、表側攻撃表示で通常召喚を行う「召喚」によってフィールドに呼び出した『悪魔嬢リリス』は、自身が備える高ステータスを活かす事がかなわず、表記されている攻撃力の数値から半減する形となります。


これでは、アタッカーとしての運用は到底望めるものではなく、「リンク」や「エクシーズ」等の素材に利用するにしてもその後のリターンが得られるわけでもない為、あまり得策とはいえません。


『禁じられた聖杯』や『スキルドレイン』等を用いる事で「召喚」した上でもアタッカーとしての運用が望めるものの、そういった用途であればその系統に於いて代表的とも言える『神獣王バルバロス』などの所謂妥協召喚が可能なモンスター群との併用を目指してしまう方が、より強力なステータスのモンスターを手懐けられます。









「召喚」以外の方法、特殊召喚によって呼び出す事ができれば、テキスト通りそのまま「ATK/2000」として利用可能となる点も利用機会の見込めるアクションではありますが、「レベル3」である『悪魔嬢リリス』に関しては「セット」を介することでステータスの弱体化を免れる事も可能となり、そちらを狙う方がより手軽な手段となります。


かつて、妥協召喚モンスターの祖とも言うべきモンスター『可変機獣 ガンナードラゴン』が同様に「セット」を介した運用が成されていた時期もあり、こちらはその制約により反転後もステータスの変動は免れませんでしたが、「セット」状態では素のステータスを維持する性質を利用し、度々メタカードとして使用される「ウイルス」カードの手軽な媒体として利用されていました(後に登場した新「ウイルス」にも対応)。









それとは少し異なり、『悪魔嬢リリス』は「通常召喚(セットも含む)」ではなく「召喚」された際にのみ適用されるため、一度「セット」した後に反転召喚した場合にはデメリットが適用されず、当然「セット」状態では素のステータス「ATK/2000」として扱う為、丁度よくそのステータス以上のモンスターを媒体に発動可能となる「ウイルス」カード。『魔のデッキ破壊ウイルス』の発動にも一役買ってくれます。



一方、「召喚」する事でステータスが半減する能力をあえて適用した場合は『死のデッキ破壊ウイルス』の媒体として利用出来るようになるなど、相手のデッキタイプや状況次第でステータスの弱体化をも有効利用が見込め、デメリットとも言うべき効果(1)ではあるものの、工夫次第では「闇属性」モンスター『悪魔嬢リリス』の活用範囲を広げる事にも繋がる能力でもあります。



また、複数の「ウイルス」カードの媒体となり得る『悪魔嬢リリス』はそれら「罠」カード自体へのアクセスも見込める大変有用な効果(2)を備え、《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》にて登場する新規カードとの相性も大変良好なものとなっています。







自分フィールドの「闇属性」モンスターをリリースする事でデッキから「通常罠」をセット


(2):自分フィールドの闇属性モンスター1体をリリースして発動できる。
デッキから通常罠カード3枚を相手に見せ、
相手はその中からランダムに1枚選ぶ。
そのカード1枚を自分フィールドにセットし、残りのカードはデッキに戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。


自分フィールドの「闇属性」モンスター1体をリリースする事で、デッキから「通常罠」カードを3枚選択し、その中からランダムに1枚自分フィールドにセット、残りはデッキに戻す。
「通常罠」であればテーマ専用サポートから汎用カードまで広く対応しています。


選択した3枚からセットされるものはランダムに選び出されるものの、種類に関する規定はない為、3枚採用しているカードであれば全て見せることで、確実にセットすることも可能。


『激流葬』や『聖なるバリア-ミラーフォース-』等の一時規制を受けていた代表的な全体除去「罠」カードに関しても現在(2018/01/01〜リミットレギュレーション)は無制限となっており、これらを確実に構えられます。



当能力の起動に際して必要となる「闇属性」モンスターのリリースについては『悪魔嬢リリス』自身をコストとして発動する事も可能な為効果の発動自体は容易で、円滑なデッキ内の「通常罠」へのアクセスを実現します。
加えて、相手ターンにも発動可能なフリーチェーンの効果である為、「カウンター罠」等を除いたスペルスピード2以下の妨害を避けつつ能力の発動まで至る事が出来ます。







フリーチェーンの能力である点は、同じく《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》にて登場する新規の「フィールド魔法」カード『闇黒世界あんこくせかい-シャドウ・ディストピア-』と併用する事で以下の効果が適用され、より効果の高い能力となり得ます。


  • フィールドの表側表示モンスターは闇属性になる。
  • 1ターンに1度、自分がカードの効果を発動するために自分フィールドのモンスターをリリースする場合、自分フィールドのモンスター1体の代わりに相手フィールドの闇属性モンスター1体をリリースできる。

これによって、『悪魔嬢リリス』の能力をリリースによる相手モンスターへの除去として利用する事も可能となり、単体機能よりも更に有効な働きが望めます。


闇黒世界あんこくせかい-シャドウ・ディストピア-

フィールド魔法
(1):フィールドの表側表示モンスターは闇属性になる。
(2):1ターンに1度、自分がカードの効果を発動するために自分フィールドのモンスターをリリースする場合、
自分フィールドのモンスター1体の代わりに相手フィールドの闇属性モンスター1体をリリースできる。
(3):自分・相手のエンドフェイズに発動する。
このターンにこのカードが表側表示で存在する状態でリリースされたモンスターの数まで、
ターンプレイヤーのフィールドに「シャドウトークン」(悪魔族・闇・星3・攻/守1000)を可能な限り守備表示で特殊召喚する。

しかし、双方を揃え、維持する必要がある上にどちらも公開領域に存在する為、対策を講じやすいなど、妨害としては粗も目立ちます。
また、相手ターン中に当能力を利用した場合、基本的にセットされたターンにその「罠」カードは発動不可能となる性質上、そちらの機能が見込めない点も、噛み合わせが良いとは言い難いです。


ですが、『悪魔嬢リリス』自体の能力は1ターンに1度使用できる為、維持する事で毎ターン「通常罠」へのアプローチを図り、常に妨害リソースの補填な見込めます。その点、相手のモンスターを退けながら能力起動に必要なコストを供給できる『闇黒世界あんこくせかい-シャドウ・ディストピア-』との併用は理想的な運用と言えるのかもしれません。







また、当能力はサーチ等を行うものではなくデッキからセットする行為となり、これ「対しては、昨今の汎用妨害カード筆頭。所謂「手札誘発」に分類される『灰流うらら』の対応範囲からは外れており、主流の妨害手段に怯える心配がない点は運用する上で重要なポイントとも言えます。



また、アクセス先の「罠」には汎用妨害のみならず、「インフェルノイド」の『煉獄の狂宴』や「ギアギア」の『ギアギアギア』等、1枚から複数体のモンスターを展開可能なテーマ専用サポートの存在もあり、こういったカードへのアクセス手段としての利用も視野には入って来るでしょうか。



これについては召喚権を『悪魔嬢リリス』に割けるかどうかが少なからず争点となりそうです。


ステータスの変化によって複数の「ウイルス」カードへ対応し、《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》のカードと併せる事で能力の幅を大きく広げた運用も見込める上に、単一でも十分な機能が備わった大変有望なカードと言えるでしょう。


















2018年2月17日土曜日

【 #遊戯王 『空牙団の英雄 ラファール』】「空牙団」随一の打点を誇り、モンスター効果に対する妨害まで備える上級「空牙団」。













空牙団くうがだん英雄えいゆう ラファール

効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2800/守2200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
「空牙団の英雄 ラファール」以外の自分フィールドの「空牙団」モンスターの種類の数だけ自分のデッキの上からカードをめくる。
その中のカード1枚を選んで手札に加え、残りのカードはデッキに戻す。
(2):相手がモンスターの効果を発動した時、
手札から「空牙団」カード1枚を捨てて発動できる。
その発動を無効にする。



さいごにアンケートを設置しております。
是非ご参加ください。







遊戯王.jp



2018年2月24日発売の《デッキビルドパック ダーク・セイヴァーズ》にて登場する新たなテーマ「空牙団くうがだん」に属する上級モンスターの1種。


最上級の「レベル8」となる『空牙団の英雄 ラファール』はそれに相応しく、現状テーマ内随一の攻撃力を有するモンスター。
自身に特殊召喚能力等を内蔵していない高レベルモンスターではあるものの、「空牙団」に属する各種下級モンスターが共通して備える能力によって、容易な成立が見込めます。


  • 下級「空牙団」の共通効果(1)

(1):自分メインフェイズに発動できる。
手札から「同名」以外の「空牙団」モンスター1体を特殊召喚する。







また、『空牙団の英雄 ラファール』は「ドラゴン族」である為、「レベル7・8」の高レベル「ドラゴン族」専用の蘇生カードで、更には「ドラゴン族」モンスターに擬似的な破壊耐性を付与する『復活の福音』による蘇生にも対応。



『竜の霊廟』や『竜の渓谷』など、「ドラゴン族」を広くサポートする代表的なカード群から容易に墓地へ送る事も可能であり、その気になればアクセスには事欠かないカードでしょう。



「空牙団」のテーマ内にも、先述した「空牙団」モンスターの展開能力を備える下級モンスターで、万能サーチャーとなる『空牙団の剣士 ビート』の存在がある上、少々速度の面に不安はあるものの専用「フィールド魔法」による獲得も望め、上級「空牙団」である『空牙団の英雄 ラファール』が備える固有能力の有用度を加味すれば、デッキの中軸へ据える事も十分視野に入る性能を持つモンスターと言えます。







自身の特殊召喚時に発動可能となる効果(1)


(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
「空牙団の英雄 ラファール」以外の自分フィールドの「空牙団」モンスターの種類の数だけ自分のデッキの上からカードをめくる。
その中のカード1枚を選んで手札に加え、残りのカードはデッキに戻す。


上級「空牙団」の特性の1つに、自身の特殊召喚時に発動可能で、自分フィールドに存在する「空牙団」モンスターの種類を参照し、その数に伴い効力が増減する能力の存在があります。









とある中で、『空牙団の英雄 ラファール』が備える能力は自分フィールドに存在する他の「空牙団」モンスターの種類の数デッキからカードをめくり、その中から任意のカードを1枚手札に加える。
限定的ながらも、あらゆるカードのサーチを可能とする能力となっており、後続の供給から妨害手段の補填など、状況に合わせ柔軟に立ち回れる様な運用も見込める能力です。
展開に長ける下級「空牙団」を複数種類用い、それらを場に展開した上で『空牙団の英雄 ラファール』の成立を図る事でデッキからめくる枚数、即ち手札に加える際の選択肢を広げ、より有効なカードの獲得に向けデッキを掘り下げられます。


「空牙団」モンスターの種類を参照するも、実際加えるカードに関しては「空牙団」である必要は無く、強力な汎用カードの獲得も問題なく行うことができます。
デッキからめくる枚数はフィールドの状況に依存しますが、最低でも効果の発動が成立すれば1枚めくり、それを手札に加えられる為、めくる処理を挟むものの実質1ドローしたものと同様の効果が得られます。
選択肢が多いに越したことはありませんが、最低限の効力であっても十分な働きが期待できます。


また、自身の効果(2)が手札コストとして「空牙団」カードを要する為、そちらの運用を安定させる役割も見込める能力となっています。







自身がフィールドに存在する事で発動可能となる効果(2)


(2):相手がモンスターの効果を発動した時、
手札から「空牙団」カード1枚を捨てて発動できる。
その発動を無効にする。


上級「空牙団」がそれぞれもう1つの特性として備える。自身がフィールドに存在する事で適用可能となる能力。








上級「空牙団」モンスターは、「空牙団」への耐性の付与や、相手の行動を阻害する能力を備えており、『空牙団の英雄 ラファール』は魔法・罠の効果を無効化する『空牙団の叡智 ウィズ』と対比する存在として、同様に手札の「空牙団」カードをコストとし、モンスター効果の発動を無効化する能力を有します。


昨今は基本となる攻勢時のみならず、妨害手段に関しても「モンスター効果」を用いる場合が多く、それらに対応可能な『空牙団の英雄 ラファール』の能力は大変有用となります。


当能力の利用に際し、コストとして必要となる「空牙団」カードの確保についても、先述した自身の効果(1)を以て一先ずの確保が望め、その他にも『空牙団の剣士 ビート』のサーチ能力、『空牙団の参謀 シール』のサルベージなどを駆使し、安定した供給を目指していきたいところです。


下級「空牙団」の能力や、「空牙団」専用蘇生カード『烈風の空牙団』などから容易に成立が見込め、その能力によって後続の供給から妨害をも成し得る最上級「空牙団」モンスターは攻防一体、あらゆる面で活躍が期待される1枚となっています。


烈風れっぷう空牙団くうがだん

速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の墓地の「空牙団」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。