【 #遊戯王 『空牙団の豪傑 ダイナ』】相手の墓地リソース根絶に加え、他の「空牙団」に対する攻撃をシャットアウト！

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空牙団くうがだんの豪傑ごうけつ ダイナ

効果モンスター
星６/地属性/獣戦士族/攻2500/守1400
このカード名の(1)の効果は１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分フィールドの「空牙団」モンスターの種類まで相手の墓地のカードを選んで除外する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手は他の「空牙団」モンスターを攻撃対象に選択できない。

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2018年2月24日発売の《デッキビルドパック ダーク・セイヴァーズ》にて登場する新たなテーマ「空牙団くうがだん」に属する上級モンスターの1種。

「空牙団」の上級モンスターは「レベル5」の『空牙団の孤高 サジータ』、「レベル7」の『空牙団の叡智 ウィズ』と、守備力は上級レベルではあるものの、如何せん攻撃力に乏しいものが多く、「レベル8」の現時点では最上級となる「空牙団」モンスター『空牙団の英雄 ラファール』の「ATK/2800」という数値がなんとか戦闘面でも活用が見込めるといった程度。

空牙団くうがだんの英雄えいゆう ラファール

効果モンスター
星８/光属性/ドラゴン族/攻2800/守2200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
「空牙団の英雄 ラファール」以外の自分フィールドの「空牙団」モンスターの種類の数だけ自分のデッキの上からカードをめくる。
その中のカード１枚を選んで手札に加え、残りのカードはデッキに戻す。
(2)：相手がモンスターの効果を発動した時、
手札から「空牙団」カード１枚を捨てて発動できる。
その発動を無効にする。

それに次ぐ「ATK/2500」の打点を有する『空牙団の豪傑 ダイナ』は『空牙団の英雄 ラファール』には及ばずとも、『空牙団の孤高 サジータ』『空牙団の叡智 ウィズ』以上には戦闘面の活躍も見込める上級「空牙団」モンスターです。

これら上級「空牙団」を扱う上で必要不可欠となるのが、手札の「空牙団」モンスターをレベル問わず展開可能な共通の能力を備える、現状「レベル2〜4」が判明している下級の「空牙団」モンスターです。

これら全てが起点となり得るその能力を以て、各々に特殊召喚能力等が備わっていない上級「空牙団」の運用を可能としています。

その中でも、攻撃性の乏しい上級「空牙団」は自身の特殊召喚時の能力によってバーンダメージの発生や、自身のライフゲイン等、ライフに直接干渉する能力を備える一方で、ある程度攻撃性も備える『空牙団の英雄 ラファール』は特殊召喚時にデッキの上からカードをめくり、その中から任意のカードを手札に獲得可能と、あらゆる面で優れた最上級に相応しい能力を備えています。

能力の性質は違えど、いずれもフィールドの「空牙団」モンスターの種類を参照し、それに伴い効力が増減する特徴を持っており、それぞれが「空牙団」の展開を成す下級「空牙団」の能力によって、複数体場に並べる事で、上級「空牙団」が備える能力も威力を増してゆきます。

『空牙団の豪傑 ダイナ』にもこの性質を内包した能力が備わっており、その効果は相手の墓地への干渉。
これにより、相手の墓地利用アクションに対するメタ的な運用が可能となる能力となっています。

『空牙団の豪傑 ダイナ』の特殊召喚時の能力

(1)：このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分フィールドの「空牙団」モンスターの種類まで相手の墓地のカードを選んで除外する。

先述した様に、他の上級「空牙団」同様、自身の特殊召喚時に発動可能で、自分フィールドの「空牙団」モンスターの種類を参照し、それに伴い効力を増幅させる性質を持った能力。

これにより適用される『空牙団の豪傑 ダイナ』の能力は自分フィールドの「空牙団」モンスターの種類まで相手の墓地のカードを除外する。相手の墓地リソースへの干渉。
除外するカードの枚数は「空牙団」モンスターの種類までとなっており、墓地の枚数の関係から「効果処理を行えない」といったような事態は起こり得ません。

下級「空牙団」の共通効果等を利用し複数種類の「空牙団」を展開したのちに『空牙団の豪傑 ダイナ』へと繋ぐ事で、場合によっては相手の墓地リソース枯渇を狙う事も可能でしょう。

また、効果の発動条件は自身の特殊召喚時であり、「空牙団」等の制限はない為、『リビングデッドの呼び声』など、蘇生「罠」を用いる事で相手ターン中の墓地干渉も狙えます。

チェーンブロックの都合上、相手の行動にチェーンする形での妨害は不可能ですが、墓地で発動する効果を持ったカード、『グローアップ・バルブ』『亡龍の戦慄－デストルドー』などの効果起動前には対応が可能となります。

そういった状況下で少なからず活きてくるのが、他の上級「空牙団」とは異なり、『空牙団の豪傑 ダイナ』に限ってはフィールドの「空牙団」モンスターの種類を参照する際に自身も数に含めて効果を適用する点でしょう。

『空牙団の孤高 サジータ』『空牙団の叡智 ウィズ』『空牙団の英雄 ラファール』と、現在判明している他の上級「空牙団」の効果(1)に於ける自分フィールドの「空牙団」モンスターの種類参照については基本的に「同名」以外のと記されており、自身をその数に含めることができない様に定められています。

その中で『空牙団の豪傑 ダイナ』だけが自身を含めた数を参照し効果処理を行うことが可能とされ、単体で蘇生した際にもその能力を活用することが見込め、アドバンテージの獲得までは至らないものの、他の上級「空牙団」に比べ、小回りの効く性能と言えます。

とは言え、場に存在する限り適用される効果(2)の活用も考慮しても、複数体の「空牙団」を展開した上での運用を目指したいところです。

『空牙団の豪傑 ダイナ』の効果(2)

(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手は他の「空牙団」モンスターを攻撃対象に選択できない。

上級「空牙団」が持つもう１つの特性として、自身がフィールドに存在する際に適用可能な能力が備わっています。

『空牙団の英雄 ラファール』『空牙団の叡智 ウィズ』の場合は、効果の発動に対して反応し、それらを無効化する能力。

『空牙団の孤高 サジータ』は「永続効果」として、他の「空牙団」モンスターを効果対象選択不可とする耐性付与能力。
そして、『空牙団の豪傑 ダイナ』が有するは『空牙団の孤高 サジータ』同様に「永続効果」として、他の「空牙団」モンスターを攻撃対象選択不可とする能力。

上級・下級共にステータス面に不安のあるものも多くある一方で、あわよくばフィールドに維持しておきたい存在であるそれらの戦闘自体を回避できる点は「空牙団」にとって望ましい能力とも言えます。
しかし、『空牙団の豪傑 ダイナ』自身は単体では戦闘を免れる事は出来ず、自身のステータスも悪くはないと言えども「ATK/2500」という平凡な数値で、効果に対する耐性を持つ訳でもない為、過信はできません。

先に挙げた『空牙団の英雄 ラファール』『空牙団の叡智 ウィズ』の様に相手の行動を阻害する「空牙団」との併用、『空牙団の孤高 サジータ』と並べる事で効果の対象選択不可状態での運用、またはもう1枚『空牙団の豪傑 ダイナ』を加え、ロック状態を作り相手からの「空牙団」に対する戦闘の一切を断つ事も可能。
「空牙団」の基本展開のみで上級を一挙に複数体並べるには何かしらの補助が必要となりますが、上級「空牙団」複数体の展開が成立した際には、なかなかに悪くない布陣を敷くこともできます。

また、「空牙団」専用の「速攻魔法」蘇生カード『烈風の空牙団』の収録も判明しており、こちらを利用する事で上級「空牙団」の複数展開も積極的に狙える様になり、今後が楽しみなテーマとなってきています。

烈風れっぷうの空牙団くうがだん

速攻魔法
このカード名のカードは１ターンに１枚しか発動できない。
(1)：自分の墓地の「空牙団」モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。