2018年1月8日月曜日

【遊戯王】『エレメントセイバー・マカニ』純粋な「エレメントセイバー」のサーチャー。故に「霊神」へのアプローチも可













エレメントセイバー・マカニ

効果モンスター
星2/風属性/戦士族/攻1300/守1200
(1):1ターンに1度、手札から「エレメントセイバー」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
デッキから「エレメントセイバー・マカニ」以外の「エレメントセイバー」モンスター
または「霊神」モンスター1体を手札に加える。
(2):このカードが墓地に存在する場合、
1ターンに1度、属性を1つ宣言して発動できる。
墓地のこのカードはターン終了時まで宣言した属性になる。









2018年1月13日発売予定の新エキスパンション《フレイムズ・オブ・デストラクション》にて登場する新テーマ「エレメントセイバー」に属するモンスターの1枚。



「レベル2」の「戦士族」である『エレメントセイバー・マカニ』は『エレメントセイバー・アイナ』同様、『増援』『トゥルース・リインフォース』からのアクセスや、『聖騎士の追想 イゾルデ』を用いた「装備魔法」を要するリクルートに際しても2種類の「装備魔法」で成立する為、かろうじて検討できるレベルにはあります。





また、当然「エレメントセイバー」の共通サポートで、デッキの基盤となり得る『霊神の聖殿』からのサーチも可能。


自身の能力も「エレメントセイバー」及び「霊神」のサーチ能力となっており、比較的アクセス手段に富む「エレメントセイバー」に於けるサーチャーとして、柔軟な立ち回りが期待されます。







「霊神」の貴重なサーチ手段


本来、属性で括られたカテゴリーである各種「霊神」を扱う事が可能となるのは、それぞれぞれが持つ属性をデッキの軸とし、加えて各属性のモンスターが墓地に5体の場合のみ特殊召喚が成立する性質上、ある程度は墓地のリソース管理能力を備えている必要もあります。






光霊神こうれいしんフォスオラージュ


特殊召喚・効果モンスター
星8/光属性/天使族/攻2800/守2200
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の光属性モンスターが5体の場合のみ特殊召喚できる。
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した時に発動できる。
相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
(2):表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合、
次の自分ターンのバトルフェイズをスキップする。


《フレイムズ・オブ・デストラクション》収録


特殊召喚方法が制限されており、限定的な状況下で効力を発揮する各種「霊神」ですが、それら全てを手懐け得るのが当テーマ「エレメントセイバー」。


テーマ全体が「霊神」、延いては墓地の属性に及ぶ効果全般から恩恵を受けつつ補助を成すデザインとなっています。
そんな「エレメントセイバー」に属する1枚である『エレメントセイバー・マカニ』が備える固有の能力は「エレメントセイバー」「霊神」モンスターへのサーチ能力。


(1):1ターンに1度、手札から「エレメントセイバー」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
デッキから「エレメントセイバー・マカニ」以外の「エレメントセイバー」モンスター
または「霊神」モンスター1体を手札に加える。


しかし、下級「エレメントセイバー」が有する固有能力共通のコスト、手札の「エレメントセイバー」モンスター1体を要します。


手札を1枚切った上で、デッキから任意の「エレメントセイバー」または「霊神」を獲得する為、損失が際立つほどではありませんが、その効力はあまりにも慎ましく、単体で扱うサーチャーとしては若干心許ないでしょう。


この点は他の「エレメントセイバー」も同様に抱える課題です。
「エレメントセイバー」の軸となるフィールド魔法『霊神の聖殿』との併用で、各種「エレメントセイバー」モンスターの効果起動に際して、支払うコストをデッキからも賄えるようになり、それらの効力を最大限に引き上げる事が可能となります。
『霊神の聖殿』自体が「エレメントセイバー」のスタートカードとして有用なサーチ効果を備えており、効果を利用したい任意の「エレメントセイバー」を獲得する事が出来ます。


その反面、あらゆる面で『霊神の聖殿』との併用が前提となり、昨今、サポートカードが軒並み規制を受けた「フィールド魔法」へ大きく依存する形となります。
その為、「フィールド魔法」への円滑なアクセスを念頭に据えた構築を思案していく必要がありそうです。









各種「エレメントセイバー」へのアクセス手段としてはもちろん、各種「霊神」を容易にサーチ可能な点は、それを活かす上で不可欠と言えます。


『エレメントセイバー・マカニ』の存在から、『霊神の聖殿』が実質墓地を肥やしつつ「霊神」の獲得を成し得る上、下級「エレメントセイバー」の共通効果を用いる事で、墓地に効果が及ぶ全属性サポートに対応し、各種「霊神」等の属性に関連したカード群へのサポート役としても貢献が期待されます。


(2):このカードが墓地に存在する場合、
1ターンに1度、属性を1つ宣言して発動できる。
墓地のこのカードはターン終了時まで宣言した属性になる。


テーマ内に展開手段を豊富に備えるタイプではない為、サーチした「エレメントセイバー」を即座に有効化させるには他のギミックを用いるなど、もう一手間かかります。


一方で、墓地さえ整えば即有効となるのが各種「霊神」。


こちらも墓地を整える必要はありますが、『氷霊神ムーラングレイス』の存在もあり、盤面外の相手リソースにも干渉し得る事から、狙う価値は十分にあります。



「霊神」を扱うにあたり、それらを複数枚搭載する事で起こり得る弊害の一つとして、まず考えられるのが手札事故の誘発でしょう。
その点については、各種「霊神」へのアクセスも容易化する『エレメントセイバー・マカニ』の後援により採用枚数を最低限にまで抑えることで、事故軽減に努めつつ「霊神」の運用も目指す事がかないます。







まとめ


「エレメントセイバー」に於けるサーチ手段としては『霊神の聖殿』の存在に加え、それと併用する事で『エレメントセイバー・ナル』も実質サーチャーとしての運用が可能となります。


こと『エレメントセイバー・マカニ』に関しても、単体では手札とデッキの「エレメントセイバー」を入れ替えるに留まります。
墓地に存在する際の能力の性質上、墓地を肥やしつつ手札交換を行うアクションも十分意味を持ちますが、やはりコストの軽減が可能な『霊神の聖殿』との併用が理想形となります。


それでも、フィールド魔法に行き着けない展開に成立するサーチャーとしての役割、他のサーチ手段とは異なり「霊神」をも直接サーチ可能な点など、固有能力がサーチに特化した『エレメントセイバー・マカニ』の利点は大いにあります。


「霊神」サポートとして捉えれば、貴重なサーチ手段として活躍が十分に見込めます。
各属性サポートとの併用を考えた場合でも、やはりサーチ機能は有用。
故に「エレメントセイバー」を扱う上では堅実に、重要なポジションを担うカードとなっていく事でしょう。









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