2018年1月6日土曜日

「エレメントセイバー」の展開のみならず「霊神」の再利用までこなす『エレメントセイバー・アイナ』












エレメントセイバー・アイナ

効果モンスター
星2/地属性/戦士族/攻 900/守1800
(1):1ターンに1度、手札から「エレメントセイバー」モンスター1体を墓地へ送り、
自分の墓地の、「エレメントセイバー・アイナ」以外の「エレメントセイバー」モンスターまたは「霊神」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを召喚条件を無視して特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、
1ターンに1度、属性を1つ宣言して発動できる。
墓地のこのカードはターン終了時まで宣言した属性になる。








2018年1月13日発売予定の新エキスパンション《フレイムズ・オブ・デストラクション》にて登場する新テーマ「エレメントセイバー」に属するモンスターの1枚。



「戦士族」が占める「エレメントセイバー」の名を冠した「レベル2」という事で、『増援』『トゥルース・リインフォース』からのアクセスや『聖騎士の追想 イゾルデ』からのリクルートも構築次第ではなんとか狙える範囲にあります。





加えて、「エレメントセイバー」括りの共通サポートとして、デッキの中核を担うフィールド魔法『霊神の聖殿』や、『エレメントセイバー・アイナ』と同様に「レベル2」の『エレメントセイバー・マカニ』からサーチも可能と、アクセス手段には事欠きません。


エレメントセイバー・マカニ


効果モンスター
星2/風属性/戦士族/攻1300/守1200
(1):1ターンに1度、手札から「エレメントセイバー」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
デッキから「エレメントセイバー・マカニ」以外の「エレメントセイバー」モンスター
または「霊神」モンスター1体を手札に加える。
(2):このカードが墓地に存在する場合、
1ターンに1度、属性を1つ宣言して発動できる。
墓地のこのカードはターン終了時まで宣言した属性になる。







属性括りでの運用が基本となる「霊神」に関連した能力も備え、「エレメントセイバー」の名にも相応な属性を司るテーマである事から、それぞれが異なった基本属性を有する下級「エレメントセイバー」モンスター。











光霊神こうれいしんフォスオラージュ


特殊召喚・効果モンスター
星8/光属性/天使族/攻2800/守2200
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の光属性モンスターが5体の場合のみ特殊召喚できる。
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した時に発動できる。
相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
(2):表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合、
次の自分ターンのバトルフェイズをスキップする。


《フレイムズ・オブ・デストラクション》収録







その中で、『エレメントセイバー・アイナ』が備える元々の属性は「地」。


下級「エレメントセイバー」モンスターは共通する効果(2)を有しており、墓地に存在する際には基本の属性に加え、毎ターン任意の属性へと変質する事が可能で、『霊神の聖殿』適用下で墓地に存在する属性の種類を参照し、自軍のステータスを強化する効果の増進や、『ダーク・アームド・ドラゴン』等の墓地に存在する特定の属性を参照し、その効力を発揮するカード群のサポート役をも担います。



※下級「エレメントセイバー」の共通効果


(2):このカードが墓地に存在する場合、
1ターンに1度、属性を1つ宣言して発動できる。
墓地のこのカードはターン終了時まで宣言した属性になる。


また、墓地で属性の変更が可能となる性質を活かし、複数の属性、それも6種類以上墓地に揃える事で成立する『精霊神后 ドリアード』の羽翼としての活躍も見込めます。








肝心な固有の能力となる効果(1)は、手札の「エレメントセイバー」モンスター1体をコストに墓地の同名以外の「エレメントセイバー」or「霊神」モンスター1体を対象とし、召喚条件を無視してそのモンスターを蘇生させる能力。


(1):1ターンに1度、手札から「エレメントセイバー」モンスター1体を墓地へ送り、
自分の墓地の、「エレメントセイバー・アイナ」以外の「エレメントセイバー」モンスターまたは「霊神」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを召喚条件を無視して特殊召喚する。


墓地に予め「エレメントセイバー」か「霊神」モンスターを用意しておく必要があるものの、発動の条件さえ整っていれば、コストとして手札から墓地へ送る「エレメントセイバー」モンスターを即座に蘇生させる事も可能です。


また、「エレメントセイバー」が効果を起動する際にそのコストをデッキからも支払う事が可能となる『霊神の聖殿』と併用し、デッキに存在する任意の「エレメントセイバー」へアプローチを図るなど、『霊神の聖殿』が絡んだ場合、単純な蘇生能力が途端に柔軟性を帯びる様になります。







相手ターンにも発動可能で、モンスター1体を裏側守備表示にする能力を持つ『エレメントセイバー・モーレフ』や、1ターンに1度、魔法・罠の発動を無効化する『エレメントセイバー・ラパウィラ』など、場に置いておくだけでも牽制として役立つ様な「エレメントセイバー」の蘇生をはじめとし、本来は特殊召喚方法に制限のある「霊神」をも、召喚条件を無視して特殊召喚可能。


エレメントセイバー・モーレフ


効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1900/守 0
(1):1ターンに1度、手札から「エレメントセイバー」モンスター1体を墓地へ送り、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが墓地に存在する場合、
1ターンに1度、属性を1つ宣言して発動できる。
墓地のこのカードはターン終了時まで宣言した属性になる。




エレメントセイバー・ラパウィラ


効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻 400/守2100
(1):1ターンに1度、魔法・罠カードが発動した時、
手札から「エレメントセイバー」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、
1ターンに1度、属性を1つ宣言して発動できる。
墓地のこのカードはターン終了時まで宣言した属性になる。


しかし、これを以てしても特殊召喚方法が限定されたモンスターは、一度正規の手順で場を介さない限り、墓地からの蘇生は不可能と定められた「蘇生制限」(非公式)と呼ばれるルールの壁があります。


その為、如何に「霊神」モンスターの召喚条件を無視できると言っても、本来蘇生自体が不可能とされている部分を打破する意味合いであって、デッキや手札から直接墓地へ送った「霊神」を手軽に運用できる様になる訳ではありません。


「霊神」を『エレメントセイバー・アイナ』で蘇生させるには、「エレメントセイバー」の特性である属性の変更能力を活かし一度正規の手順で成立させた後に、当蘇生能力を以て再利用を図る形となります。
各種「霊神」モンスターの固有能力は、手段を問わず自身の特殊召喚に反応して発動する為、『エレメントセイバー・アイナ』で蘇生させた場合でも問題なく能力の活用に繋がります。







『氷霊神ムーラングレイス』による2枚ハンデス、『風霊神ウィンドローズ』による相手の魔法・罠一掃、『炎霊神パイロレクス』の効果ダメージ付きの除去能力、『地霊神グランソイル』を介した場合は追加でモンスターの蘇生も可能。


これらに加えて、《フレイムズ・オブ・デストラクション》にて登場する『光霊神フォスオラージュ』が備える相手モンスター全てに及ぶ除去能力と、どれも再利用を図るに値する強力な効果ばかり。


全て、一度は正規の手順を踏む形となりますが、本来特殊召喚方法が限られる「霊神」の再利用を図る場合はサルベージした後に正規の特殊召喚を行う事となり、その場合は再び墓地に存在する各属性の枚数を調整する必要があります。
しかし、墓地から直接蘇生可能な『エレメントセイバー・アイナ』を用いる事で、その手間は省く事が可能。


相手への妨害をなす「エレメントセイバー」を場に呼び出す用途のみならず、強力な「霊神」モンスターの再利用も見込めるなど、
利便性に優れた下級の「エレメントセイバー」モンスターです。








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