2018年1月23日火曜日

【遊戯王『星遺物に響く残叫』】相互リンク状態のモンスターが存在する事で発動可能となる「星遺物」の名を冠する強力な「カウンター罠」!















星遺物せいいぶつひび残叫ざんきょう

カウンター罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに相互リンク状態のモンスターが存在し、
相手がモンスターの効果・魔法・罠カードを発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。









《フレイムズ・オブ・デストラクション》にて登場した星遺物せいいぶつの名を冠する「カウンター罠」。

2017年4月15日発売OCG第10期シリーズのスタートを飾った《CODE OF THE DUELISTコード・オブ・ザ・デュエリスト》にて初登場し、その後も着々と種類を増やし続ける「星遺物せいいぶつ」シリーズはこれまで星杯せいはい」「クローラー」「機界騎士ジャックナイツ」「トロイメア」と、数々のテーマのサポートカードをはじめ、それらに限らず特定の条件さえ満たせばありとあらゆるデッキへ組み込む事も可能な汎用性を備えたものまで、幅の広いカテゴリとなります。


最新弾《フレイムズ・オブ・デストラクション》では、新テーマ「トロイメア」のサポートカードを含め7種の新たな「星遺物せいいぶつ」カードが収録。


今回はその中の1枚。
テーマに縛られない、比較的柔軟な「星遺物せいいぶつ」カード『星遺物せいいぶつひび残叫ざんきょう』の性能と運用について思案していきます。






相互リンクが成立していればノーコストの万能「カウンター罠」


(1):自分フィールドに相互リンク状態のモンスターが存在し、
相手がモンスターの効果・魔法・罠カードを発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。

自分フィールドに相互リンク状態のモンスターが存在さえすれば発動可能な「カウンター罠」で、対応範囲は相手の「モンスター効果」「魔法・罠」の発動と、カードに対して一通りの対処できます。

相互リンクが前提となる発動条件からか、発動に際するコストは設けられておらず、複数体のリンクモンスターを並べる事が容易なデッキであれば手軽な万能「カウンター罠」として盤面形成時にそれをより強固なものとします。

「2018/01/01〜施行のリミットレギュレーション」より無制限となった全体除去魔法の代表格である『ブラック・ホール』や、頃来先攻展開への対抗策としてサイドへの採用機会も多い『拮抗勝負』など、複数のモンスターを展開する際の裏目、脅威となるカード群による場壊滅の可能性もある程度の軽減が見込めます。







「リンク」を用いた制圧時には欠かせない存在ともなりつつある『トライゲート・ウィザード』を含めた展開の際は、これを以て全体除去への対応を成す為、『星遺物に響く残叫』を重ねる事で返しの相手のアクションを大きく阻害出来ます。


一方で『星遺物に響く残叫』自体にはカード名称括りでターン中の発動枚数に制限が設けられている為、複数枚伏せた場合もターンを跨がない限りは1度のみのカウンター妨害となります。
ターンを跨ぐとなれば、相互リンクの維持に努める必要があり、それなりに手間もかかる上、複数枚引き込む事で手札の有効となるカードの枚数を減少。これは、そもそもの相互リンク達成の弊害ともなり得ます。

「トークン」や小型のモンスターなど、複数体モンスターを展開する事で次々に繰り出す事が可能な「リンク」モンスターは、現在先攻時の盤面形成に無くてはならない存在といっても過言ではない程、頃来の布陣には「リンク」モンスターが組み込まれています。






また、発動条件となる相互リンク状態のモンスターの存在自体は、強力な「リンク」の補助を成すカードであればカード単一で達成が見込めるものも存在します。

制限カードの『BF-朧影のゴウフウ』や、準制限カードの『トーチ・ゴーレム』など、必要とあらば構築次第で相互リンクの成立は容易に可能。


【植物リンク】等、多くのデッキに用いられる強力な『捕食植物オフリス・スコーピオ』『捕食植物ダーリング・コブラ』を擁する「捕食」ギミックの場合も、手軽な相互リンクから、それ以上の連続リンクを行う展開への導入まで、「リンク」展開における役割は多いです。







また、「星遺物」との関連性があり、専用サポートカードも存在する。《フレイムズ・オブ・デストラクション》にて登場した新テーマ「トロイメア」はその殆どが「リンク」モンスターで、その上素材の指定が非常に緩く、それぞれが備える能力もたいへん有用であることから、様々なデッキが活用可能な汎用的なリンクモンスターとして扱われています。

加えてこれらは相互リンク状態のモンスターに「戦闘・効果破壊・対象選択」等の耐性を付与するなど、相互リンクを維持する上で最適な能力を備えており、これらを併用する事で、戦闘や効果破壊によって相互リンク状態を解かれる可能性の低減が見込め、『星遺物に響く残叫』を発動するタイミングも、より有効と思われる局面まで温存できます。


また、相手視点からは、耐性の付与された盤面に対しては解決のハードルが一挙に上昇する為、自然と『星遺物に響く残叫』によるカウンターのタイミングも読み易くなります。

モンスターの展開に長け、相互リンクが容易なデッキであればノーコストで発動が見込める「カウンター罠」『星遺物に響く残叫』。

「星遺物」カードであることから『ファイアウォール・ドラゴン』や『鎖龍蛇-スカルデット』等、モンスターを特殊召喚する能力を用い、『星遺物-『星鎧』』を展開する事でサーチも可能。



リンクモンスターのリンク先にモンスターを蘇生させる「星遺物」カード『星遺物を継ぐもの』等も合わせて採用しておけば、状況に応じて選り分けるといったことも可能に。


ノーコストで「モンスター効果・魔法・罠」と幅広く対応可能な『星遺物に響く残叫』ですが、場に相互リンク状態でモンスターを維持する事が必須となる性質上、単一で機能し難いという部分が欠点ではありますが、多くのデッキが行うリンク展開の添え物としては、「星遺物」カードとしてサーチを行なえる点なども含め悪くない性能を持ったカードです。






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