2017年12月10日日曜日

『トリックスター・キャロベイン』「トリックスター」の名を冠する貴重な戦闘サポート














トリックスター・キャロベイン

効果モンスター
星5/光属性/天使族/攻2000/守1000
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドのモンスターが、
存在しない場合または「トリックスター」モンスターのみの場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分の「トリックスター」モンスターが
相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時からダメージ計算前までに、
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
その自分のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、その元々の攻撃力分アップする。








遊戯王.jp


2017年12月16日発売の《Vジャンプ 2018年2月号》に付属する新たな「トリックスター」モンスター。


「レベル5」の上級モンスターではありますが、自身の能力により特殊召喚が容易な「ATK/2000」は「トリックスター」に於いてアタッカーとして十分に期待できます。


また、「トリックスター」の特性とも言えるバーンを用いたダメージの累積。こちらに関与する能力は備わっておらず、あくまで戦闘面の補助に努める形となります。


メインアタッカーとして「トリックスター」を支える『トリックスター・キャンディナ』と共にビートダウンを目指すもよし。


その能力を活かした戦闘面のサポートに徹するもよし。


『トリックスター・リンカーネイション』が制限となった事で、これを用いたハンデスコンボの見込みが薄らいでしまい、貴重な必勝パターンの減少に嘆く現状の「トリックスター」。



アピールポイントとも言える後続供給力を活かしたビートダウンプランに磨きをかけ、有力な勝ち筋として確立していきたいところです。







単体でアタッカーとして機能する点はたいへん優秀


(1):自分フィールドのモンスターが、
存在しない場合または「トリックスター」モンスターのみの場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。


『フォトン・スラッシャー』の様に自分フィールドにモンスターが存在しない場合、加えて自分フィールドのモンスターが「トリックスター」のみの場合に手札から発動を宣言し、チェーンブロックを作る形で自身を特殊召喚する能力。



『フォトン・スラッシャー』とは異なり、チェーンブロックが発生することから、『神の宣告』等の「特殊召喚を無効」とするカードに関しては影響受ける事なく押し通せます。



しかし、『神の警告』『神の通告』などは「特殊召喚を含む効果」をも無効とするため、これらに関しては相手の裁量次第でしょう。



また、名称括りで1ターンに1度、効果(1)(2)のどちらか一方しか発動できないため、『トリックスター・キャロベイン』2枚で即座に「エクシーズ」や「リンク」等を狙う事は不可能。


とはいえ、手札に2枚引き入れてしまった場合であったとしても、1枚は次ターン以降に効果(2)の「発動機会を窺う」という形で手札にキープしておく行為に明確な理由を設ける事が可能で、その行動を正当化できます。







サーチも容易な軽量版「オネスト」


(2):自分の「トリックスター」モンスターが
相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時からダメージ計算前までに、
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
その自分のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、その元々の攻撃力分アップする。


「光属性」が占める「トリックスター」に於いて、下級モンスターの戦闘面をサポートする貴重な存在である『オネスト』。



「光属性」モンスターとの併用により、効果適用時の戦闘をほぼ確実に制する事が可能な『オネスト』に対して、『トリックスター・キャロベイン』は「トリックスター」モンスターの元々の攻撃力を倍増させる能力となるため、仮に戦闘を行うモンスターが『トリックスター・キャロベイン』自身であったとしても処理できるのは「ATK/4000」迄のモンスターに止まり、戦闘面において絶対的な信頼を置くには少なからず不安が残ります。


しかし、『トリックスター・キャンディナ』『トリックスター・ライトステージ』など、「トリックスター」モンスターの安定供給を成すデッキの中心カードによりサーチが効く点は大きな利点でしょう。



『トリックスター・キャンディナ』から拾う事で「ATK/3600」まで処理可能なモンスターを陣するアクションは魅力的です。


また、効果(1)により一度場に送り出した場合でも、『トリックスター・マンジュシカ』を用い回収を試みる事や、『トリックスター・リリーベル』であれば如何なる用途であれ、後に墓地からのサルベージも狙えます。



これらとの兼ね合いも良好なこちらの効果(2)は「トリックスター」に於いて非常に有用性の高い能力と言えるでしょう。







今後の強化も望める「トリックスター」


アニメ「VRAINS」作中のメインキャラクター「財前 葵/ブルーエンジェル」が使用するテーマである「トリックスター」。


そのため、アニメ放映中は強化が続く見込みが大いにあります。
現に通常エキスパンションとなる次弾《フレイムズ・オブ・デストラクション》への収録も確定しており、その一部は既に公開されています。


登場以来、その安定感を軸としつつ、強力な必勝コンボまで備えるその高いポテンシャルを武器に、トーナメントシーンでの活躍も徐々に顕著となり、凶悪なハンデスコンボを支えた『トリックスター・リンカーネイション』が規制を強いられるまでに至りました。


その影響を受け、使用率の著しい低下が否定出来ないのが現状。
しかし、アタッカーの供給やバーンによりダメージレースを優位に進めるゲーム展開等、そのポテンシャルは健在。
再び環境の上位に名を連ねる事も十分に見込める程理想的な基盤を有するテーマです。









0 件のコメント:

コメントを投稿