2017年12月7日木曜日

『トーチ・ゴーレム』ついに再録!「リンク」入門には打ってつけな《パワーコード・リンク》














トーチ・ゴーレム

特殊召喚・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻3000/守 300
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドに「トーチトークン」(悪魔族・闇・星1・攻/守0)2体を
攻撃表示で特殊召喚する事によって相手フィールドに特殊召喚できる。
このカードを特殊召喚するターン、自分は通常召喚はできない。









2007年10月20日発売の《デュエリストパック-ヨハン編-》の新規カード枠として登場
し、それ以降再録の無かった『トーチ・ゴーレム』。


「リンク」の台頭に伴い、その素材として有用なトークンの需要が増大。
それを生成するカード群が一躍脚光を浴びる事となりました。


中でも『トーチ・ゴーレム』はその他の汎用トークン生成カードとも一線を画す性能。


ターン中自身の能力による特殊召喚回数に制限がなく、『アカシック・マジシャン』『セキュリティ・ドラゴン』『ファイアウォール・ドラゴン』の存在から、それらの能力によるバウンスとトークン生成を繰り返す事で『トーチ・ゴーレム』1枚から驚異的な数のリンクマーカーを生み出す事が可能となるため、汎用の展開補助カードとして高い評価を得ました。








しかし、そんなあらゆるデッキに搭載可能な「リンク」に於いて抜群の汎用性を誇る『トーチ・ゴーレム』最大の欠点。


10年間再録無し


先述した《デュエリストパック-ヨハン編-》発売から約10年程経過していますが国内ではこれまで一度も再録が無く、当時は『トーチ・ゴーレム』自体の評価も高いものとは言い難かったため、リンク実装以前からキープしていた層は極少数でしょう。
そのため、需要の急増と共に価格を徐々に伸ばし、『セキュリティ・ドラゴン』の登場を契機に暴騰。
1枚3000円近くの値で買取が実施されていた時期もありました。


手軽な「リンク」手段となる『トーチ・ゴーレム』は本来それに対応しあぐねていた様な過去のテーマへのサポートを成し得たはず存在。
しかし、価格の高騰による入手ハードルの高さから、あまり良い印象を持たれていないように思います。


そんな悪印象を付けた要因とも言えるシングル価格ですが、12月9日発売《ストラクチャーデッキ-パワーコード・リンク-》への再録を以て、その『トーチ・ゴーレム』最大の欠点も無事解消される事となります。



あらゆるデッキの「リンク」サポートとして有用な『トーチ・ゴーレム』の再録に加え、新規収録の「リンク」モンスターに関してもこれまでの常識を覆す程の扱いやすい物が揃っており、(『LANランフォリンクス』『トラフィックゴースト』)通常のストラクチャーデッキとして扱われる《ストラクチャーデッキ-パワーコード・リンク-》ですが、これから「リンク」を始めるに差し当たっては、本来その役割を担うべき「スターターセット」を凌駕する程、現在のOCG入門に適した質の高いセット内容となっているのではないでしょうか。







一抹の不安は2018年1月1日施行の「リミットレギュレーション」


『トーチ・ゴーレム』の入手が容易化する事で、「リンク」の手軽さにも拍車がかかり、それはたいへん良い傾向にあると感じます。


しかし、2018年1月1日施行の「リミットレギューレション」改訂が目前に迫る現在、その性能の高さから、一部では規制候補としても挙げられている『トーチ・ゴーレム』。
今回の再録を受け、「禁止」は恐らく有り得ないでしょうが「制限」「準制限」の可能性は否定できません。


再録直後に規制を受けた例として、最近では



2017年6月17日発売の《ストラクチャーデッキ-サイバース・リンク-》にて再録の果たされた『神の通告』が直後の「2017年7月1日」改訂より「準制限」に指定される事となりました。



このことから、「再録=規制逃れ」とも断言でないのが現状。


漸く手軽に多くの方の手に渡る様になる「リンク」の化身『トーチ・ゴーレム』。
処遇については改訂の発表を待つ他ありませんから、一先ずは入手が容易となる事を素直に受け止め、欣喜雀躍しておくとしましょう。









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